2013年 07月 11日
う〜ん、季語も入った見事な俳句。さすが俳句王国出身。 嫁です。7/7(日)にカッチャンと、凝りもせず、2ヶ月連続で、何を血迷ったか、 毎度毎度の甲斐駒ケ岳に行ってきました。 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 確かに、我が家は毎年6月に甲斐駒を日帰りする事になっています。 でもそれ以降は蒸し暑いので、晩秋or初冬に・・・という決まり。よね? ところが先週末は天気が良さ気なのにも拘らず、カッチャンの休日“無給”出勤の為、 何も出来なかった事が《功を奏し(克己心境)》or《災いし(嫁心境)》、 二人とも《とにかく山に行きたいっ!》モードがMAXになっていました。 そんな状況だったので、甲斐駒ばっか行く事を特に嫌がる嫁も、 『カッチャンも休み無しで頑張ったし(無給なんがムカつくけど!)・・・』 な〜んて、ちょっと気持ちが錯乱していたようで、黒戸尾根よりも更にロングコースとなる、 《日向八丁尾根〜甲斐駒〜黒戸尾根》を日帰りする提案にウッカリ乗ってしまったのでした。。。 注:花の名前は間違っている可能性大です。 《 7/6(土) 》 午前中は二人でバタバタとDIYショップや電気屋を巡り、その後、カッチャンはご出勤。 カッチャンの帰宅を待って夕食後、20時過ぎ、自宅を出発。 中央道は意外と交通量が多かったけど、流れは良く、韮崎ICで降車。 ただ、この日は韮崎ICが近付くに連れ、雨が降り出す始末。 車中泊地《道の駅はくしゅう》に着いた22時過ぎにはシッカリとした雨脚に。 寝酒となる安ワインは車内で飲み干し、翌朝の事を考え早々に就寝しました。 《 7/7(日) 七夕 》 3時半起床(睡眠約4時間っ!)。雨は上がっていましたが、雲は多かったです。 ただ、雲の流れが早く、青空も見えていたので『ま、なんとかなるでしょ』と決行する事に。 毎度のコンビニ珈琲(カッチャンは味噌汁)を片手に登山口へ移動。相変わらず車が多いです。 身支度を整え、4時半頃、歩行開始。 今回は竹宇駒ケ岳神社手前で右折し、まずは日向山(ひなたやま)を目指します。 この日は全国的に猛暑日。しっかしま〜、朝から蒸し暑い。登り始めてすぐにジットリと汗が吹き出しました。 花。 コアジサイ(小紫陽花)。 6時頃、まずは日向山(1,659m)の三角点に到着。 三角点のある樹林帯を抜けると・・・ 雲海広がる日向山。素晴らしい景色に思わず声が出ました。勿論、私達以外、誰も居ません。 八ヶ岳は雲の中。 今から向かう甲斐駒ピークも見えません。残念。。。 青空は見えているんですけどね〜。 とりあえず山モーニング。こちらは私のヒコ星様〜♡七夕だけに。 このヒコ星さん、食が細い!夏バテせんよう、色々気を遣って私が痩せるわ。痩せへん、痩せへん。 日向山から見る甲斐駒方面のパノラマ。クリックすると大きくなります。甲斐駒は見えてませんが。 おにぎりタイムを終え、先へ進みます。ここから山頂迄、二人共、初挑戦。 ビーチな日向山よ、サヨ〜ナラ〜。 甲斐駒本峰は全く見えませんが、この砂地の先の尾根をひたすら登って行きます。 この青空が甲斐駒上空に広がらんかな〜。好天を信じて先へ。 まずは大岩山へ。 木漏れ日の急な樹林帯が続きます。道幅の狭い箇所もありました。 足元の土は柔らかく、場所によってはバネを感じる程。 とにかく延々、樹林帯の登り。 念の為、虫除けネットもザックに忍ばせていたのですが、使う事は無かったです。 花。 シャクナゲ(石楠花)も少しだけ咲いていました。随分薄いピンク色。 樹木の間から鳳凰三山や富士山も見えていました。 今回は鞍掛山はパス。目指すは大岩山。まだまだ先。 樹林帯なので展望は殆ど無いのですが、人が少ないので静かな山を堪能出来ます。 このルートをこれから全国の、世界のトレイルランナーがガンガン走り抜ける訳です。 緑が青々。 この写真なんか、土の柔らかさを感じませんか?ほんと、フカフカなんです。 8時半過ぎ、大岩山2,319mに到着。スルーしただけですが。 大岩山からは下り。ロープや鎖、梯子・・・色々出てきます。整備した管理人さん、ご苦労様でした。 鎖や、パソコンケーブルのような黄色のロープがアッチコッチに張り巡らされています。 でもこれが無ければ、ロープを持参しないと下れないと思います。 今回は最小限の荷物しか持ってなかったので問題無かったけど。 トレランの大会が開催されるらしいけど、鎖の通過が大変でしょうね。 入山者が増えると離合も大変だろうと思います。 この黄色いケーブルみたいなロープが細いし滑りそうで嫌でした。 梯子が出てきました。設置も大変だったろうと思います。管理人さんのパワーに脱帽です。 有り難く下ります。 そしてもうすぐ下り切ります。 こちらが下ってきた大岩山の下りの全景だそうです。縦パノラマ。 さあ、これから下った分を登り返さねば。。。 ドンドン声が近付いて来る〜。『トレランの人達やろな〜、早いな〜。』 こちらは管理人さんの作業道具。 花。 とにかく沢山咲いていたイワカガミ(岩鏡)。ピンクが可愛い。 花。 ゴゼンタチバナ(御前橘)。 花。 イチヨウラン(一葉蘭)。 越しの・・・、 HANAちゃ〜ん♡ なんと9時半頃、またHANAMEIZANさん達と遭遇したんです〜♪今年1月の川苔山以来です。 ここはヨーロッパアルプス?たちまち樹林帯が外国の雰囲気に〜♡ しっしっ!カッチャン、邪魔〜!たちまち和風の雰囲気やん。 お二人+HANAちゃんは3時間位でここに着いているというのです。恐るべし。 詳しくはHANAMEIZANさんのヤマレコをご覧ください。カッチャンが写っていました。 HANAMEIZANさんも私達の事を覚えていてくれて、カッチャンと談笑されていました。 日本語が堪能なイギリス出身のHANAMEIZANさんと、日本語の怪しい純日本人カッチャン。。。 なにはともあれ、この日、出逢えて最高に嬉しかったHANAでした♪ 颯爽と駆け抜けるHANAMEIZANさんご一行様とお別れし、 自分達のペースで次のピーク、写真の烏帽子岳を目指します。 これから先は薮漕ぎを覚悟していましたが、管理人さんのお陰で綺麗に切り開かれていました。 登ります。 急です。甲斐駒らしい岩。 こちらは登って来た尾根を振り返った景色。 稜線に出ると高山植物が溢れていました。花に詳しくない私達でも嬉しくなります。 切り開かれたばかりのルート。 花。 ハイマツ帯。雷鳥さん、おらんかな〜。 こんな人の入っていないルートでもこのような石碑?がある甲斐駒。信仰の山です。 チラッと一瞬見えた甲斐駒頂上。 こちらは今から向かう烏帽子岳。 いつもの甲斐駒らしい景色。でもいつもとは違うルート。 高山植物を探しつつ、小さなアップダウンを繰り返し、 11時頃、烏帽子岳2,593mに到着。思ったよりも早く着きました。 この日はスコブル体調が良く、ここは休む事無く、そのまま三ツ頭分岐を目指します。 目の前の三ツ頭。下って、登って・・・て感じ。 程なく、三ツ頭分岐に到着。鋸岳も近いけどチラ見をしただけで甲斐駒を目指します。 だってまだ2時間も掛かるらしいから。 鋸岳方面。カッチャンは私とは違う、野望に満ちた目線で見つめていたんだろうと思います。 ツマトリソウ(褄取草)。二つ並んで超可愛い♡ さあ、最後の登り。甲斐駒ピークを目指します。 花。 イワベンケイ(岩弁慶)。沢山ありました。 ティングルマ、もとい、チングルマ(稚児車)。 キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)。 ミヤマカラマツ(深山落葉松)。 花。 曇天だけど、足元は花で華やいでいました。 花。気になる。ウスユキソウっぽいけどなあ。。。 12時前、六合目石室に到着。立派な作りでした。いつかお世話になるのかな。 ミヤマキンバイ(深山金梅)。 ツガザクラ(栂桜)。可愛い♡ シャクナゲ(石楠花)。 ミヤマキンバイ(深山金梅)。 六合石室付近(上)の鎖。 それを登っている嫁。ガスってます。。。 イワウメ(岩梅)。可愛い♡ さあ、登れ、登れ! 刃渡りっぽく見える。 ハクサンイチゲ(白山一華)。 これは間違ったルート。カッチャンに着いて行ったらこんなことろを下る羽目に。もおっ!! 山頂はもうすぐそこだっ!と思ったら。。。 雷鳥さ〜ん♡周囲と同化して解り難いですが。白いモモヒキが可愛い♡ そして13時、山頂〜〜〜っ♪♪♪ カッチャンの読みでは、遅くても15時迄には山頂にって事だったので、想定外の早さでした。 休憩もちゃんと取ったし、花も探して写真もよく撮ったし、そんなに急いだ訳ではないんですけど。 とにかくお腹が空いたので行動食を食べました。 今回は時間が無いと思ったのでフッツ〜の行動食。カッチャンは餡ドーナツ等。私は餡パン等。 カッチャンはもう自分の領域に入ったので明らかに安心モード。 『雅ちゃん、七丈小屋でビールを飲もうよ♪』とルンルンでした。 ところが急に雨が降り出して。。。急いで小屋に下りる事に。 なのでツーショット写真は無し。ま、再々、登っとるしね。 ナナカマド(七竈)。花は白いんですね。雨粒と共に。 ハクサンイチゲ(白山一華)。 上から見た八合目御来迎場。ホント、新緑です。 で、その御来迎場を通過し、 14時に七丈小屋(第二)に到着。梯子が新しくなっていました。働き者の管理人さんの仕業です。 カッチャンはドライ(500ml)、私はプレモル(350ml)♡久々に美味しかった〜♪ カッチャンは新たに管理人さんから宿題を貰っていました。 今回、景色は見れなんだけど、大丈夫なんかいね・・・と嫁は少し心配です。 管理人さんも期待しとると思うけど、私も貴方の仕事ぶりをかなり楽しみにしています。 年内になんとか形にせんといかんね、カッチャン!と軽くプレッシャーを与えてみる。 小屋前で充分まったりした後はいつもの下山。 長〜い梯子。今回も正体姿勢で下りられました。何が変わったか?丹田を意識しています。 原生林って感じ。 管理人さんによって新しくなった梯子。 調子良くガンガン下っていきます。 標高が下がるに連れ、天気も回復。ウッスラと富士山も見えています。 これが登ってきたお隣の日向八丁尾根。右の白い所が日向山。真ん中の三角の山が大岩山。 ただこの日は調子良く、このまま筋肉痛にもならんのちゃうか?と思ったけど、 さすがに最後の方は足がダルくなりました。 そして最後の吊り橋を渡って、駐車場に着いたのが17時半前。長〜い一日でした。 休憩を含めたとはいえ、4時半〜17時半まで歩いたのは初めてです。 荷物が無いとはいえ、ホント、よく歩きました。 肝心の景色が見えなかったのがカッチャンの宿題的に心配ですが、充実感で一杯の山行でした。 このコースはこれからドンドン人気が出ると思うし、混む前に行けて良かったです。 またこんな静かな充実山行をしたいな。 で、下山後は久々に最寄りの《尾白の湯(700円)》で汗を流し、 毎度の丸亀製麺に寄り、中央道の渋滞を抜け、22時半頃、帰宅しました。 筋肉痛ですか?勿論、なりました。でも思った程、凄いものではありませんでした。 なんかよく解らないけど楽しかったです。今も充実感で一杯です。出逢いの効果かな。 さあ、次は海の日の連休です。 我が家は1泊2日しかありませんが、またこんな気持ちを味わえたらなと思います。 よろしくね、ヒコ星様♡
by amitsuka1210
| 2013-07-11 23:43
| ( 甲斐駒:日帰り )
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Comments(4)
ひぇ~凄すぎです。
体力、気力、持久力、モチベーション、全てにおいてさすがです。 お二人は日・祝でおでかけでしょうか? 天気予報の判断は難しいですね。 私は岐阜の友人と車2台で、県界尾根からキレット小屋泊の天女山に下山の予定でしたが、前日の夜に天気が?怪しいと中止。 私はソロで雲取山、テント泊してきました。 今日、明日の方が天気が良さそうな感じ。 克ちゃんと雅ちゃん達が行っている山は天気が良い事を願っています。
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amitsuka1210 at 2013-07-15 06:36
chiakiさん、おはようございます。雅です。
我が家も天気予報に従って、端からテント泊(北ア北部)を諦め、 それならいっその事、トコトン歩いてやろう!と、 2週連続で日帰りロングコースを歩いてきました。 疲れ過ぎて寝られず、只今、洗濯中です。。。 (レポはカッチャンが書く予定です。) ところでchiakiさんこそ、相変わらずアクティブですね。 雲取、行く迄だけでも遠いんじゃないですか? 『chiakiさん、何処行っとんやろね〜。』とよく話題に出ます。 『ウォーリーを探せ』ならぬ、『chiakiさんを探せ』状態です。 いつかバッタリしたいです。
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amitsuka1210 at 2013-07-31 23:10
gryffonさん、はじめまして。
日向八丁尾根は長いですよね〜! 甲斐駒山頂までは黒戸尾根の三割増しくらいでしょうか? 初めての日向八丁尾根でしたが、いつも歩きなれている山域なので安心感を持って歩く事が出来ました♪ …とは言ったものの、下りの黒戸尾根は歩き易かったですがやっぱり長かったです。 宿題。。。。 …あまり気にしないでくださいね! gryffonさん、コメントありがとうございました。(ヤマレコは登録しないとコメント出来ないようなので、ご了承ください。) |
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