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2010年 10月 04日

独身最後のタイムアタック甲斐駒・黒戸尾根

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10月3日の登山の日は、甲斐駒・黒戸尾根に行ってきました。



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この前の剱以降、仕事が忙しいのもあってほとんど運動出来ずに、会社の階段を上がるのにも息が上がるほどの体たらく・・・

 自分にとって独身最後の日曜日になるので、七丈小屋の管理人さんに御祝儀をもらって以来挨拶に行っていない事もあって、挨拶をしに黒戸尾根に向かいました。

 土曜日の仕事が終わってから、道の駅白州で車中泊。
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10月3日は、天気予報では雨らしく、今回に関しては景色を楽しむ・気持ちの浄化の為の登山ではなくて、全くの予備運動無しの今現在のリアルな自分の体力はどのくらいあるのかな?
・・・て、ある程度時間を気にしながら、いわゆるタイムアタックで黒戸尾根に向かいました。

出発は、薄明るい5時半。
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荷物が無いので軽快に登っていきましたが、正直ペース配分が分からずに、このままのペースで持つのかな?
って感じの疑心暗鬼での歩き。

 考えてみたら、今年4回目の黒戸尾根。

まさか、こんな意識で登るとは思ってもみませんでした。
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雨は降っていなかったけれど、こんな感じの天気なのであまり人に会わずに静かな黒戸尾根です。
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横手との分岐まで丁度1時間。

 いつもと比べると15分位早いペース。

息が上がっていたので、2分程休憩をしました。
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そして八丁登りの所。

自分にとっての前半戦のヤマ場。

 ここから刃渡りまでがしんどいので、この場所は少しペースを落としてここでバテないように心掛けました。
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刃渡り手前で太陽光線が森に降り注いで、なんか晴れてきてねぇ〜!
・・・と展望のある刃渡りに急ぎました。
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刃渡りは雲の上で、そこには青空が存在していて、日焼けする程の太陽の強い光りでした。
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刃渡りまで来て、この時点での自分の身体の調子を考えて、コースを知っている事もあって何となく時間が計算出来ました。
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刀利天狗にも挨拶を済ませて・・・
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五合目も天気良しです。

 ここまで2時間10分。

ここでも2分程休憩をしました。
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ここでも挨拶を済ませて・・・
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七丈小屋に向かいます。
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紅葉にはちょっと早いけれど、気持ちの良い汗をかきながら登っていきました。
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梯子場、鎖場を越えて・・・
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七丈小屋に到着。
ここまで2時間40分。

 思ったよりも疲れていないし、結構速いペースで来られたので山頂まで1時間チョイだから、何となく時間が見えてきました。

 管理人さんへの挨拶は、時間を計っているので下山の時にするので水分補給をして先を急ぎました。
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ここから八合目御来迎場までの登りが後半戦のヤマ場。

ここでもバテないようにペースを落として登っていきました。
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それにしても思ってもみなかったこの天気!

 雨の中歩くと思っていたので、最高のプレゼントです!
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御来迎場。

・・・北岳は雲の中でした。
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ここでも2分程休憩をして出発しました。
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良い感じの雲海。

ここまで5人位しか人と会わずに静かな黒戸尾根。

下界は曇りなのだろうか?
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山頂手前。

ちょっとガスってきました。
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甲斐駒山頂。

ここまで3時間40分、歩行時間が3時間34分。かなり頑張りました!
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景色はちょっとガスっていてイマイチだけど、お気に入りの甲斐駒・黒戸尾根。

 山の神様が宿っている感じがします。
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DoCoMoに携帯を替えたので山頂からメールを打ったり通話をしたりしてから下山開始。
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次に来るのが、雪の時期でラッセルがしたいなぁ〜。

 ・・・年末年始の入山者が多い時を外した前後が狙い目。

2月の厳冬期は、場合によっちゃとんでもないラッセルを強いられそうなので、自分はそれよりも緩い1月下旬までかな?
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その後、七丈小屋でビールを頂きました♪

 水場のビールは500㍉だったので小屋の中の350㍉のプレミアムモルツを飲みながら管理人さんにお礼を言ったりいろいろお話をさせていただきました。

 今回が独身最後の登山で、柄にもなくタイムアタックをしてタイムを言ったら「靴をトレラン用のに変えたらもっとタイムが縮まるよ!  後は酒とタバコを止める事だね!」

・・・って、今年はトレランの人がやたらと多かったみたい。

ヘリの荷揚げの事も、法律?規格?が変わったみたいでヘリポートの面積が足りなくてヘリの荷揚げが出来ていないみたい。

 八丁尾根の道の整備も、その影響で止まってるみたい。

いろいろお話をして、また遊びに来ます!
・・・と言って、下山していきました。

ちなみに、この小屋での挨拶はタイムアタックのカウントに入っていません。
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トレランの人はホントに走るらしく、自分もマネして走ってみたけれど、ザックが密着していないので揺れるし、走るのにはそれなりの装備が必要みたい。
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いつもは感じないけれど、下りでちょっと足の疲労を感じました。

・・・これ、明日筋肉痛だろうなぁ〜って。
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後は霧の中を下っていきました。

 途中から膝のサスペンションが利かなくなって、衝撃を吸収しきれなくなっちゃいました・・・
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最後の方は時間とにらめっこになって、頑張れば5時間台で往復出来るじゃん!
 ・・・ってムチ打って下りましたが、自分でも折角の日曜日なのにこんなことして何やってるんだろうなぁ〜

 ・・・って気持ちになっちゃいました。
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下りが2時間半。
往復の合計が6時間4分。
6時間切れなかったけれど、今現在の自分の全てを出し切って中学生の時のめちゃくちゃ身体を動かしてボロボロ状態の充実感に似た感覚ですが、こんな事をやっていたら山が嫌いになってしまいそう・・・

 男だから、こういう記録を意識したがるけれど、楽しい・・・って感覚とは自分はちょっと違う感じ。

 今回は、独身最後の日曜日で、大好きな黒戸尾根に自分の中で何かを刻みたかったので柄にもなくタイムアタックなんかしちゃいました。

 かな〜り疲れた日曜日でした。

by amitsuka1210 | 2010-10-04 08:46 |    ( 甲斐駒:日帰り ) | Trackback | Comments(2)
Commented by niwa at 2010-10-06 21:50 x
こんばんは。

独身最後の黒戸尾根お疲れさまでした!

僕もトレランの方たちの真似をして走ってみましたが
やはり装備不足でダメでした。
装備をちゃんとしたら楽しめそうだなと思いました。

タイムアタックに気持ち凄く分かります!
単独で言った時は結構意識して歩いています。

いつか黒戸尾根歩いてみようと思います!
Commented by amitsuka1210 at 2010-10-07 08:03
niwaさん、こんにちは。

今回の黒戸尾根は全てを出し切って、心地よい疲労感でしたが、翌日はジワリジワリと筋肉痛の洗礼を受けました。

 自分はどっちかって言うと景色を感じたり、雰囲気を感じながら歩く方なので、登っていて、すっ飛ばしている人を見ると「よくやるなぁ〜」
 ・・・と思いつつ、ちょっとばかり負けず嫌いの血が騒いでペースアップをしてしまい、雅ちゃんと険悪な空気になる事が多かったけれど、年に一回くらい、自分自身の現状を把握する為に、ソロでこんな感じの山登りも男のロマンとして許されるかな?
 ・・・って、思ったりしました。

 黒戸尾根は自分の知る限り、道は整備されていて広くてすごく歩きやすく、豊かな森の中を安全でリズム良く歩ける素晴らしい尾根なので、今度是非歩いてみて下さい。
 ・・・かなり歩く距離は長いけどね!


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