2008年 10月 18日
鮮度が命のブログ。 いろいろあって唐松岳二日目のレポートが遅れました。 朝、「頂上に行きましょうよ!」 「・・・行ってらっしゃい。」 ・・・って言われたので、日の出が5時45分だから5時10分にひとりで小屋を出発しました。 頂上には先客が居て、風がとてつもなく冷たくて先に来ていた親子は子供があまりの寒さで泣きそう・・・ 子供「早く小屋に帰ってから、下に降りて絶対肉かお寿司が食べたい!」 おばさん「いややわぁ〜、お寿司つめたいもん! おばちゃんなぁ〜、キムチ鍋が食べたいわぁ〜」 人間、極限状態に陥ると三大欲の中では食欲が最優先されるらしい・・・ ・・・そんな事を考えているうちに御来光です! 今日も一日いい日でありますように! モルゲンロートに照らされた剱! ・・・勇ましく威厳のある姿! 影唐松岳。 御来光が過ぎたら、あまりの寒さでなのか?すぐにみんなは小屋に帰ってしまい頂上は静かになりました。 ・・・ここからが良いのに! 横殴りの光線は立体感が出て格好良いです。 自分も身体が冷えきってきたのでみんなの待つ小屋に戻りました。 ・・・ここで小屋に戻って、楽しいネタを供給してくれるT君にこれまた面白い話をしてもらいました。 登山客「あの〜、写真撮ってもらえますか?」 T君「いいですよ。」 登山客「では、剱をバックにお願いします」 T君「・・・剱って、どの山ですか?」 登山客「剱は三角に尖っている山ですよ」 T君「えぇ〜! 尖っているって、みんな尖っているんですが・・・」 登山客「・・・」 ほんと、可笑しい!、 こんな感じで緩〜く楽しんでいます。 ・・・が、今回の会社山岳部では最低ラインのノルマがあって、みんなを牛首の岩場に連れて行って実際に高度感を体験してもらう事! いざ牛首に行こうとすると・・・ フィー先輩「体調が悪いから、先に下山して温泉にでも入ってるから下に着いたらメールするからそこに来て・・・」 ・・・って完全にばっくれモード! 下克上を起こして無理やり連れて行こうとも思ったけれど、下手に出てとりあえずあそこまで行きましょう! ・・・って、なんとか鎖場まで行きました。 始めはみんなびびって、「無理だな!撤収〜!」 ・・・って言っていたけれど、なんとか説得してみるとフィー先輩は取り合えずあそこまで行ってみよう・・・と歩き出しました。 T君はテンパって「落ちたら死にますよ〜!」 ・・・必死に岩にしがみついています。 フィー先輩はだいぶコツを掴んだのか「始めは怖かったけど、結構面白いかも・・・」 余裕の出てきたフィー先輩が写真を撮っていてくれました。 いつもは自分が撮ってばかりで、自分の写真が無いけれど結構絵になりますね。 楽しむフィー先輩を尻目にT君は「ここは俺にとってエベレストですよ〜!」 ・・・ってちょっと腰が引き気味。 取り合えず岩場を経験してもらったので、T君はちょっと楽しみよりも恐怖の方が大きいって言っていたけれど、フィー先輩はホントに楽しそうにしていたから、これからの会社山岳部のコースメーキングの選択肢が増えて、少しずつ岩場もコースに入れていきたいと思います。 そして唐松の小屋を後にします。 ここには通過する事はあってもここに泊る事は二度と無いでしょう。 でも、いろんな人に会えたし天気にも恵まれてホントに良かったです。 ・・・そして下山して行きます。 下りでは、自分とフィー先輩は名残惜しそうに・・・ あみつか「下山するの、もったいないですね。」 フィー先輩「ホントだよ!、ここに住んでもいいくらいだよ」 T君「・・・俺は一日で充分です、早く都会の空気が吸いたいですよ!」 ・・・って初日の登りの牛歩戦術がウソのように、下りではそんなに渋谷のスクランブル交差点が恋しいのか?誰よりも早く駆け降りて行きます。 ホント、紺碧の空に素晴らしい景色! 気分はルンルン!行進するように気持ち良く歩いてました。 T君、景色見てるのかなぁ〜? 黙々と歩いていました。 そして八方池。 自分もここまでは登山客に挨拶としていたけれど、この辺りから二回連続挨拶を無視されたから挨拶をするのを止めました。 行きの時はPLフィルターを装着していたから水面に反射しないで透けてしまっていたから、今回はフィルターを外してパシャリ! ・・・もう、ここらへんから自分みたいな登山の格好をしているとアウェイに感じます。 そしてリフト乗り場が見えてきました。 確かに、ここは楽に景色も拝めるし観光客が多いのがうなずけます。 ・・・さらば八方! リフトで下ると・・・ ナウシカのメーヴェみたい。 すごい気持ち良さそう! ・・・こういうのも体験してみたいねって、ホントやってみたい! リフトを降りて温泉に入って、午後の光線と風を浴びながらビールで乾杯! T君の満面の笑みが輝いていて、その後みんなでプチ宴会をおっ始めました! おつかれ〜! 料理もWバランスが変で色がおかしいけれど、めっちゃ美味しかったし、お酒もおつまみも美味しく、天気も良くって今回の秋山はみんなの体力に疑問を感じたけれど、ホント愉快な山岳部メンバーですごく充実した二日間でした。 自分たちは電車なので、いい感じで酔っぱらってるけれど唐松の小屋であった飯塚さんは、別行動の奥さんを迎えに沢渡まで車で行って、それから都内に帰ったらしい。 後で聞いた話だと、死ぬほど運転が疲れたって言っていたので会社山岳部は、車では南アルプスまで、北アルプスは電車で! 天気も良く大当たりの唐松八方でした! ・・・次回は何処に行こうかな?
by amitsuka1210
| 2008-10-18 02:05
| ( 後立山連峰 )
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Comments(2)
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フィー
at 2008-10-19 11:49
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いろいろ調べたけれどT君はやっぱり軽い高山病みたいだなぁ~2000メートル超えたら30分位休んで身体を慣らして、深呼吸しながらまた登ると大丈夫みたいよ
♪(*^ ・^)ノ⌒☆ 俺もね
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amitsuka1210 at 2008-10-19 18:24
うぅ〜、なんとかならないモノですかねぇ〜。
このままでは同じような場所しか行けないですからね。 自分はなった事がないので、なんとも言えないんですか気合い!精神論でなんとかならないかなぁ〜? ちなみに文化の日の連休、晩秋&初冬の南アルプスに天気が悪くなかったら行く予定です。 一緒に行きませんか? |
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