2017年 10月 02日
ど~も嫁です。9/24(日)にカッチャンと長野の鳥甲山に行ってきました。 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 克己語録『ブログは鮮度が命。アップは早めに。』が遅れ気味の近頃。。。 これは1週間前の日曜日、苗場山の翌日のレポです。 ていうか、それをアップしてるのが私ってどうよ。 《 9/24(日) 》 早朝の暗い中、《道の駅クロステン十日町》を出発し、 50kmほど離れた登山口の貉平(むじな平)へ6時過ぎに到着。 長野県栄村の秋山郷と言った方が伝わるのでしょうか。その辺です。 一旦、登山口に着いたものの、前日の呑みが響き、お腹の調子が芳しくない。。。 なのに登山口にはトイレが無い。 それは知っていたので事前に公衆トイレには寄っていたけど、 にんげんだもの。 トイレを探しに切明温泉まで下ったりしてタイムロスし、 7時過ぎ、ようやく登山開始。 登り始めは鬱蒼とした感じ。 こんなんが続くなら嫌やなと思いつつ進む。 無駄に快晴。緑が綺麗。 これが前日の苗場山なら良かったのに。 どうせ百名山やけん、苗場山はヤッツケやったんやろ!とカッチャンに毒づく。 それにしても急登。ひたすら急登続きなんです、このルート。 あ〜ぁ、昨日(苗場山)と今日(鳥甲山)が逆なら良かったのに。 そう私が言うと、 「秋山郷(登山口界隈)は秘境とか陸の孤島って言われてるんだよ。 ここまで車で来るのが大変なんだから、昨日登る事は移動距離的に無理なんだよ。 昨日、十日町に居たから今日登れるんだし。こんなチャンス無いよ♪」 とカッチャン。熱く力説されておりました。 なんしか、ずっと来たかった山なんだそうですよ。 私は「変わった漢字(鳥甲/とりかぶと)やな」と名前だけ存じ上げておりましたが、 何処にあるのか、どんな山か、さっぱり。 ん?もうすぐ万仏岩かな? ふと足元を見ると、 なんじゃこりゃ? 葉っぱのバランスの取れた位置にピタッと赤い物が。触ったけど動かない。 こんなんが結構あるんです。葉っぱに1つとか2つとか乗っかってます。 《虫こぶ(虫瘤)》というものだそうです。 よう解らんけど、葉っぱが何か虫に寄生されている状態。ようは虫の卵みたい。 この界隈も時期を選ばないとブヨや蜂が多いみたいやし。あぁ恐ろしい。 出たっ、噂のハシゴや鎖群。 でもお陰で恐い思いをする事なく登れます。 ここから山頂まではストック収納。 この日の行程が垣間見える一枚。 左のとんがりを越えて中央の赤い山の尾根を下るという周回コース。 下山後、車道歩きが5km強もあるけど。。。 背後の苗場山をバックにグイグイ登る。 昨日擦れ違ったツアーの団体さんは今頃最高の景色を堪能している事でしょう。 私はといえば。 天気はいいけど、ヤセ尾根の急登に喘いでおります。 登山道の左右は全体的にこのように緑で覆われているけど、 その先が切れ落ちているところが多く、とにかくヤセ尾根続き。 注意力散漫な私には気が休まらなかった。 目の前に聳える《白嵓(しろくら)ノ頭》。鳥甲山ピークはまだそのう〜んと奥。 右の赤いのが下山する《赤嵓(あかくら)ノ頭》方面。紅白でメデタイ。 ヤセ尾根。慎重に。 グイグイ登る。 やがて鬱蒼とした樹林帯に。 この辺りが《白嵓ノ頭》。展望はありません。 そんな時に癒しのマツムシソウ(松虫草)。 正直、花を撮る気持ちの余裕は無かった。 下山する《赤嵓ノ頭》方面を撮るカッチャン。何思う。 さぁ、ここから再び鎖やロープの下りが始まります。 下の方で男性グループの声がしていました。 慎重に、慎重に。 それらを通過して振り返って見る。 《剃刀岩(かみそり岩)》と呼ばれている様です。 《剃刀岩》の後にも《剃刀の歯》と呼ばれるザレた超細いヤセ尾根があり。 登山道の崩落防止なのか、ワイヤーロープが沢山張り巡らされてたけど、 それに足を引っ掛けそうだし、手に持つ為の鎖を渡してあったけど、 重いから持ち上げられなくて使えないし。異常に怖かった。 カッチャンの手助けもあり何とか通過。ほんの数メートル(3〜4m?)なんですけど。 マイナス思考の想像力が邪魔をする。。。よってその場所の写真は無し。 今になって思えばストックを出せばよかったと思うけど 出したりしまったりは面倒なのよね。 それらを通過すると山頂はすぐそこ。 10時半前、目的地《鳥甲山(とりかぶとやま)2,038m》到着〜。 作り笑顔すら無し。 時間的には3時間半程の歩行だったけど、 事前情報による想像力と、お初という事で精神的にかなり疲れました。。。 山頂には私達を含む、年配のご夫婦、男性1人の計5人。 ちなみに今山行で会ったのは約10人というとても静かな山行でした。 山頂は狭く展望も無いので、証拠写真だけ撮って即下山開始。 馴染みの無い山域なので山名はよく解らないけど、これだけは解る。 テーブルマウンテンの苗場山。見事に真っ平ら。 それを撮るカッチャン。 登りのムジナ平から山頂までに比べれば随分明るいし歩き易い。 小さなアップダウンを繰り返しているので下った感が少ない。 振り返って見る鳥甲山。そろそろ見納めかな? 下山も慎重に。右手は崖です。 再び振り返って。赤い土が印象的。 標識らしい標識が全然無い(見掛けなかった)ので、 何処が何処やらよく解らないけど《赤嵓ノ頭》は過ぎたみたい。。。 きのこビッシリの樹。緑が綺麗。 鳥甲山を提案してきたカッチャンの誘い文句。 「紅葉にバッチリのタイミングだよ♪」は見事に大ハズレ。 前日の苗場山も見事に天気を外したし。 とまぁ、こんな綺麗な緑の森の写真満載ですが。 実は下山中、しばら〜く全く写真を撮っていない区間があります。 1,450mを下回った辺りからでしょうか。 もう本当に激下りで。滑りやすいわ、急だわで。 カッチャンと二人で見事に数回すっ転びました。 奇跡的に服は全く汚れなかったけど。 その激下りを終えると前方に白い建物が見える。 そう思いながら近づいて行ったら、そばにブナの巨木が。 テーマ「ぽくを何処かに連れ去って」だそうです。何処でもお行き。 いんや〜、見事♡ かっこいい♡ これは素晴らしいものを見た♪ で、白い建物と思ったものがこれ。 雪崩防護提らしい。雪深いんでしょうね。 地図にはその雪崩防護提は載ってない気がする。 で、その雪崩防護提のせいで登山道が付け変わっているようです。 地形図とGPSの軌跡とが全く違ってました。 歩く分にはシッカリ道がついているので間違う事はないと思うけど。 下山口の屋敷登山口に近づくと栃の実らしきものがゴロゴロと。 12時半過ぎ、無事下山〜♪ でもまだ駐車場まで5km強、歩かないといけないんです。。。 この屋敷登山口が標高860m、 車のあるムジナ平が標高1,020mらしいんで、若干登り。。。 という事で毎度の秘密兵器登場。スピーカー。 録りためたAVANTI(アヴァンティ)に聴き耳を立てながら歩きました。 お陰でそんなに辛くなかった。かな。 でも実は途中で軽自動車の奥様に「乗って行きます?」って 有難いお言葉を掛けて頂いたんですけど、 カッチャンが乗り気じゃなくてお断りしたんです。 後で理由を聞くと「だって俺、ババコイ(汚い)し」ってウダウダと。 どうせ自分の足で周回したかったんでしょ。ったく、タコ。 そんなこんなで14時、1時間半弱かけて車のあるムジナ平登山口に到着〜♪ この周回コース、私達の選択した右回り(ムジナ平→屋敷)をする方が多いようです。 でも逆コースを歩いている方も今回2人いらっしゃいました。 ま、どちらも急ですけど、私は岩場を登りに使える今回のコースで良かったです。 ちなみにカッチャンは逆コースで登る予定でした。 私が知らんと思って。私が文句を言って今回のコース取りにした次第。 ったく油断も隙もあったもんじゃない。ったく、タコ。 温泉はこの界隈にあるのはどうも15時までのところが多かったので 唯一?17時?まで営業してそうな《秋山郷 結東温泉 萌木の里(@500)》へ。 内湯と露天風呂が離れているので内湯しか入らなかったけど 空いてたし窓が大きくて開放的で良かったです。 そこに干してた栃の実。どんな製品になるんでしょうね。 その後は温泉を15時半前に出て、行きと同じ湯沢ICから関越道に乗ったけど、 事故もあったみたいで、またしても大渋滞に巻き込まれました。。。 本当は何処かSAで夕飯を摂りたかったけど、それも混雑の表示があり、 結局、何処にも寄れずに20時半頃、帰宅しました。 で、夕飯は自宅でコンビニおでん。それはそれで美味しかった。 毎度の万歩計等。 ま、終わってみて、写真を見れば、すべてヨシという事で。 ただ、激下りで大活躍したストックのお陰で両腕が筋肉痛になりました。 無雪期にストックで筋肉痛になったのは・・・記憶にございません。 出来れば一円玉天気の時にもう一度、苗場山には行ってみたい。 鳥甲山は。。。どうぞ行ってらっしゃい。 以上、《精神的に穏やかな山に行きたい》レポでした〜。
by amitsuka1210
| 2017-10-02 07:41
| 上信越/谷川
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Comments(2)
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pallet-sorairo at 2017-10-02 09:01
鳥甲山のレポはあまり見かけないので嬉しかったです。
噂どおりのたいへんな山なんですね。 雅さんの山頂での記念撮影のお顔でよ~くわかりました(^^ゞ ちなみに、私は苗場山から秋山郷の小赤沢温泉に下りました。 クルマだとそれができないから、こんな時不便で大変でしたね。
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amitsuka1210 at 2017-10-02 18:53
palletさん、こんばんは、雅です。
鳥甲山、ご存知でしたか。さすが。 あちこちにアンテナを張ってらっしゃいますもんね。 苗場の小赤沢温泉、あっちに下れたら更に楽しいんでようけどね。 なかなか車の便利さは捨てられないです。 ていうか、palletさん、カメラ水没。ビックリしました。 更に替えのTシャツを持って歩いてるってのにも。さすが。 単独行も色々考えますよね。 私は関東に来てから独りで登る気力は無くなりました。 山も疲れるけど、登山口までで疲れてしまいます。 |
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