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2011年 08月 22日

憧れの剱岳北方稜線 3泊4日 3日目《池ノ平〜剱岳〜剱沢》

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8月12~15日に雅ちゃんと行ってきた池ノ平・剱・立山の三日目です。



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昨夜は月明かりに照らされて天気は大丈夫そうだったので、ぐっすりと睡眠がとれて気持ち良く朝を迎える事が出来ました!

思った通り天気は良さそうで、5時の出発の時には昨日北方稜線を通られた人に、「うわぁ〜、今日のこの天気の中、北方稜線に行く人は羨ましい!」

・・・って言ってもらえたくらい、笑みのこぼれるような好天の中を出発しました!
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暫くは朝露の茂みをかき分けて進んで行って、ふと見上げると、朝日に照らされた八ッ峰のモンローの唇が妙に艶めかしく感じました。
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この日に池ノ平から北方稜線に行く人は単独の人が二人と、昨日のウツミさんパーティーと自分たちの4組です。

時間はたっぷりあるし、景色を堪能しながら気持ち良く歩いて行きました♪
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ウツミさんは、モンローの唇の上唇付近の雪解けが気に入らないらしく、色っぽくなくてちょっとだらしのない唇・・・

・・・あの滝を、たった今命名しました!  名付けてモンローのよだれ(笑)

・・・って、この天気、景色を満喫しているみたいですごく良い笑顔で笑っていました♪
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この迫力はすごいね!

足下はちょっと高度感があるけれど慎重に歩いていけば問題はありません。
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雪渓の溶け具合によって雪渓に降りるポイントに苦労しそうです。

よく聞く、小窓からの下りで視界が悪い時に、鉱山道へのルートで迷うって言うのが解るような気がします。
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小窓雪渓に降りた所は角度が急で、アイゼン装着に手間取って慎重に進みましたが、アイゼンを装着してからは傾斜も緩くなって気分良く歩いていきます♪
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ソロのお兄さんがペースが早いので先に進んで、次に自分と雅ちゃんが進んでいきました。
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アイゼン装着で一回荷物を下ろしたものの、雪渓は土で荷物はドロドロになってしまいましたが、やっぱりこの天気による期待感が大きくてわくわくしました♪
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とりあえず雪渓を登り切ってコルを目指します!
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後ろからはウツミさんが声を掛けてくれて、自分たちがポーズを取ると写真を撮ってくれました。

 日陰から出ると直射を受けてちょっと暑い感じ。

・・・でも、雅ちゃんも良い感じで気持ち良いわい!って言っていました♪
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雪渓を登り切ってからアイゼンを外して天国の様な小窓を後に先行のお兄さんに続いて歩いていきました。

小窓からしばらくして道が二手に分かれて、一方の道に進んでいって、なんとなく危険察知能力が作動したので、取り合えず偵察に行ったものの明らかに道が痩せていってトレースが消えていき・・・

・・・ふと冷静に立ち止まって考える。。。

 どう考えても一般の人が通るにしてはヤバ過ぎるから、判断を誤ったと認識して分岐点まで引き返しました。

 先行のソロのお兄さんはすでに先に進んで、後方のソロのお兄さんは自分たちの判断を下で伺っている様子・・・

後から来たウツミさんたちは自分たちと逆の方にに進んで行ったので、明らかに自分のルートミスを認識して、ウツミさんたちの後ろを追いかけました。
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暫くすると道も広くなってちょっと一安心。

雅ちゃんは、いきなりルートミスした自分にドン引きしたらしく、不安を与えない為にちょっと休憩を一本入れました。
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天国の様な場所を気持ち良く歩いていると、一番始めに先行していたソロのお兄さんが何故か後方に居て、話しを聞くと、自分たちが間違えた道のさらに奥まで進んで、完全に手詰まりになって引き返してきたとの事。

言われてみると、この辺がマーキングのある一般登山道との違いなのかな?
・・・と実感。
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この天気を考えると、一日ずらして本当に良かったと思う。

天気が良ければ視界も良いので、一手二手先が読めるので気持ちに余裕を持って歩く事が出来ます。
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人も少なくて、静かでのどかなハイジの世界のような小窓付近でした♪
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小窓王もどっしりと近付いていき・・・
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一番心配していた雪渓に辿り着きました。

秋には枯れているけれど、この時期は幅約10メートルの雪渓を横断します。

万が一ツルッと滑り降りてしまったら奈落の底なので、この雪渓の為に今回ピッケルを持ってきました。
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前日に何人も通過しているので、トレースによる凹みがあると思ったけれど全くなかったので、自分たちがこの日は初めて通過するから、後の人の事も考えて慎重にピッケルで足下を平らにしてから、安全に通過しました。
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これは確かにピッケルが無かったら無理だったと思う。

・・・その時期の雪の状況にもよるけれど。。。
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・・・そしてこれが雪渓の下部。

 決してカメラを傾けて傾斜を誇張している訳ではなく、ホントにこんな感じの恐るべき傾斜でした。
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一番心配していた要所を無事通過して、ちょっと一安心。
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後は迫力のある小窓王に近づきながら、振り返ると小窓雪渓の気持ちの良い歩きが続きます♪
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雷鳥さんもいました♪
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小窓王の脇を抜けると景色が一転して荒々しく迫力のある岩稜帯が姿を現します!
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チンネ、池ノ谷ガリー。

こうやって見るとガレた斜面で、あそこホントに登れるの?
・・・って感じ。
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富山湾も見えます。
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そして三ノ窓で休憩。

ここはチンネなどを登攀する人で、静かな小窓とは違って岩場からは声が響いていたりと賑わっていました。

「ラァ~ク!!]
・・・って声が頻りなしに響いていました。
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パートナーが居る今は、これまでと立場が違うので、当たり前だけど安全重視の山行が身の回りの人に対する責任なので、今回は池ノ谷ガリーの落石対策として初ヘルメット持参しました!
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確かにガレガレ、岩場を懸垂下降してくるペアが落石しまくりで、下から登ってくる自分たちにしてみれば、どうなんだろう?
・・・って思った。

落石の声も全く掛けていなかったし・・・
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でも、ガリー自体は浮き石は多いものの、それらに触れなければ落石の心配もありません。

おとなしく丁寧に歩けば問題ありませんでした。
もらい落石は防ぎようがありませんけれど・・・
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雅ちゃんも、ヘルメットいらんかったなぁ〜。
 それよりも三ノ窓までの下りの方が落石を誘発して神経を使いました。

そういう意味では自分たちはガリーを登ったけれど、下りにしてみれば凄く神経を使うのかな?
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ここでヘルメット着脱。

今回は雪渓の為にピッケルを、ガリーの為にヘルメット持参して、これらの道具が自分たちの安全を守ってくれました。
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あとは、ここを登り切れば剱本峰が拝めます。

ホールドがたくさんあって見た目ほど急じゃありませんが、自分たちはルンゼを登って行って、後ろの八ツ峰上部に居るクライマーから「どうしてそんなルート取るかなぁ〜?」

・・・って大きな声が聞こえて。。。
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振り返るとモロ見られていました。

確かにその先はオーバーハングになっていたので、横に移動して、ど〜も・・・の挨拶をしました。
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見られていて恥ずかしいけれど、なんか嬉しい感じで、難度は比べ物にならないけれど同じ場所に居る共通意識を感じて、この場所に居る喜びが込み上げてきました♪
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そして剱本峰。

池ノ谷ノ頭まで来てしまえば一安心で、後は剱目指して進んで行きます。
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天気が持ってくれて本当に良かった!

 ここでガスに巻かれてこの素晴らしい景色が何も見えなかったら悲し過ぎます。。。
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あと一ケ所、北方稜線っていうルートではよく雑誌に載っている所。
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ここも、ちょこっとロープがあって、慎重に進んでいきます。
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長次郎谷側を巻きながら・・・
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振り返ると池ノ谷ノ頭にウツミさんたちが・・・

テントの重装備での北方稜線・・・恐ろしく元気な60歳、70歳ペアです♪
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そして長次郎ノ頭から富山湾と剱。

のんびり休憩をしていると、ここで先行のソロの早いお兄さんが剱山頂から戻ってきて、これから長次郎谷を下っていきます!

・・・って挨拶して下っていった。
 確か一日で室堂から池ノ平まで入山して、この日北方稜線を通過してたぶん真砂沢テントだと思うけれど、それにしても健脚なお兄さんでした。
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後は長次郎のコルに下って・・・
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驚く事に、小学生低学年位の子が親にアンザイレンされて長次郎ノ頭に向かっていきました。

落石の危険もあって、子供なんか手足が届かないのに岩にしがみついて頑張って、親も子供も凄いね!
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そして11時半位に剱山頂に到着♪

山頂は思ったほど人がいなかったので、前回撮れなかった祠の前でのパシャリ♪

雪渓、お花畑、岩稜帯とバライティーに富んでいてすごく楽しかった北方稜線でした♪
 
 ・・・天気が良いってのが一番だね!
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凄い雲が元気で、ここに居る幸せを実感!
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山頂もこんな感じで人は思ったよりも少なかったです。
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山頂は電波が通じたので雅ちゃんはいろんな人に連絡をとっていました。
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暫く景色を堪能して男前剱山頂を後にします。。。
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秋に来た時のカニのヨコバイでの大渋滞の経験から、ある程度の渋滞は覚悟していましたが、想像以上の大渋滞!!
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前回の秋は登りと下りの交互での渋滞でしたが、この日は登りの人は殆ど居なくて純粋にカニのヨコバイでの大渋滞でした!
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ヨコバイを過ぎても平蔵の頭でも大渋滞・・・
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結構イライラしている人もいたし、なるべく渋滞は解っていた事なので、一方通行逆走とかしてる登山者もいたけれど、心静めてモラルのある態度で空腹と闘いながら少しずつ進んでいきました。
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午後から天気が崩れるって予報だったので、これで雨に降られたら大変だったけれど、活動的な雲が心を落ち着かせてくれました。
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結局剱山頂からは常に渋滞で、剣山荘まで3時間以上掛かってしまいました。

北方稜線の静寂がウソのような人気の別山尾根です。
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ホントはもっと早く飲みたかった生ビール・・・

山頂からの渋滞でぐったりしてしまいました。

 下山路の別山尾根は通る時間を考えないと・・・と思った。
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剱沢に着いてから雨で、ギリギリセーフ!

天気にも恵まれて、心から楽しめたバライティーに富んだ池ノ平〜剱ルートでした♪

4日目に続きます・・・

by amitsuka1210 | 2011-08-22 23:39 |    ( 剱岳 ) | Trackback | Comments(0)
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