いちにち

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2010年 05月 09日

ソロGW:穂高 2泊3日 2日目-2《北穂〜穂高岳山荘》

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GWの5月2~4日に行ってきた穂高の二日目後半です。



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北穂の小屋でトイレ休憩&ビールでは無くジュース補給を出来たので、松濤岩を越えて北穂南峰に向かいます。
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去年来た時よりも、南峰までさえも雪の量・質の差を感じてこの時点で、もしかしたらヤバイかも・・・

・・・と、妙な胸騒ぎがしました。
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この時点で、先を歩いている人は確認出来ず、黒戸尾根プチ滑落の件が頭にあるので、慎重に、ゆっくりと強風の中を進んで行きます。
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おそらく東稜を上がってきた人が、そのまま穂高岳山荘に向かうのが定番コースらしく、後続から数パーティー来ていました。

 慣れない雪と氷のミックスなので、急かされず自分のペースで歩きたかったので先を譲ります。
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でも、視界に人が映ると状況は変わらないけれど、精神的に落ち着きます。
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な〜んか、この辺りから皆さんはザイルを使い出しました。

 そんなもん持ち合わせていない自分。

・・・それより単独だし。。。
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ちょっとしたピークの所でガイドさんなのかな?
 ・・・いろいろ準備をし出してなかなか進まない様子。
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凄い慎重に時間を掛けて準備をしていたから、この場所からはブラインドで見えなかったので、取り合えずそこに向かいました。
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見てみると懸垂下降の準備をしていました。

 そこは狭いピークの上で、足下も凍っていて風も強く不安定。

イマイチ先が見えなくて把握出来なかったので、先行のパーティーが終えるのをその場所でじっと待っていました。
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渋滞ってこういう事なのか?
・・・と、ひたすら待って振り返ってパシャリと一枚。
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なかなか進まないので、ちょっと様子を見てみると、滝谷側にトレースがありました。

・・・が、ちょっと吸い込まれそうで通りたくない感じ。。。
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かなりの時間を待って、皆さんはザイルやらの準備をしていて、自分には結局ザイル無しなので懸垂下降の選択肢は無いから、結局は滝谷側のトレースを辿る決心をしました。
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・・・丁度、後から来た単独のおじさんが、そのトレースに向かったので自分も追いかけました。

・・・ホント、谷底に吸い込まれるような高度感!

自分は、ピッケルをこれでもか!・・・と突き刺して慎重に下って行きました。
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正直、写真を撮る余裕が無く、底に行った時に見上げてパシャリと一枚!

 かなりの角度で、雪質が堅かったら谷底へ真っ逆さまで、サヨナラ・・・です。
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ここからも気が抜けないので、なるべく立ち止まらないで早めに安全地帯へと急ぎました。
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景色はいいんだけど、ちょっとこのスケールとシチュエーションにかなり、いろんな意味でシビレました!
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滝谷側の危険地帯を越えて、涸沢側が見えて安全地帯へと・・・

涸沢側へ落っこちても、そのまま涸沢小屋付近に滑り降りますが、反対側の滝谷側は確実にサヨナラの緊張感が付きまといました。
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空も蒼く、眺めも素晴らしく、ホント、広い場所は落ち着きます。
 
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振り返ると懸垂下降していたパーティーよりも先に進んでいました。

 考えてみたら、あの場所にトレースが無かったら自分からあの谷底へ下らないと思うし、無積雪期のコースは知っているものの、雪山の難しさ・面白さを少し実感出来た瞬間でした。
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さらに、目の前には涸沢槍と涸沢岳が大きく立ちはだかります。
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涸沢岳。

見た感じ、この先進むのは無理かな・・・って。

岩のグリップが効けばいいけれど、岩は凍っていて足下も凍って不安定。
山頂付近も雪庇がせり出してちょっと無理っぽい気持ちに襲われました。
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・・・そんな深刻な事を考えていると、涸沢槍の鞍部にスキー&ボーダーが居ました。

彼らは涸沢から登ってきた模様。
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精神的に追いつめられる時ほど、人を見るとホッと安心します。

 自分はこんな素晴らしい景色の所を歩いている実感を噛みしめて、ボーダー達みたいにもっと楽しまなきゃ!
 ・・・って。
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スキーヤー達は、1人が滑って下から無線のやりとりで安全を確認しながら順番に滑り降りていました。

 よく、こんな所を滑り降りるもんだなぁ〜・・・と感心!
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ここが最後のエスケープルートなので、後続パーティーのおじさんの話しを聞いて、去年はザイルを使わなかったけれど今年は雪が多くて岩が凍っているとの情報から、自分は安全の為にスキーヤーが滑り降りた後に一度下って涸沢槍をトラバースする事にしました。
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・・・とは言ったのもも、スキーヤーが滑り降りた後は物凄いデブリで、降りるなら早めに降りないと雪崩の危険があるからね!

・・・と、おじさん達に言われてキビキビと下っていきました。
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翌日の行動の事を考えると今日は穂高岳山荘に泊りたいので、なるべく登り返しの手間を掛けないように最短ルートでのトラバースを心掛けました。

 遠くにザイテングラートを登る登山者。
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雪崩を誘発しちゃいけないので、静かに横断していきます。
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降雪後に雪崩れていないので、立ち止まるとやっぱり怖いものです。

 身体は重いけれど休まずに歩きました。
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周りの登山者から見ると、なにあんな所を歩いてんだ?

・・・と不審がられそうですが、ザイテンの登山者に合流出来た時はかなり安心できました。
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振り返って涸沢槍。
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合流してからは白出のコルまでは苦しい登り。

 今日は北穂沢の登りと、ここの登りと二度も重い荷物を背負っての登りに足取りは重く、なかなか次の一歩が出ませんでした。
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息が上がりながら何とか穂高岳山荘に到着。
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噂には聞いていたけれど、県警?の人が奥穂に向かう人に対して、凍っていて危険だから自分の技量に合わせて引き返す時は引き返すように・・・

・・・と指導していました。
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自分が見ていた時も、ほとんどの人が途中から引き返していました。

逆に降りてくる人は、北尾根経由か? ザイルやらダブルアックスやらそれなりの装備をしていました。

自分は、天気良いけれどこれからビールを飲んで今日は奥穂も涸沢岳も行かない!

・・・と決めて、寛ぎモードに入ります。
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お腹が空いて我慢出来なかったので、ビールを飲んでうどんを頂きました♪
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もう一度外に出てみる。

見るからに凍っていて怖そうです。

丁度、涸沢槍の手前で一緒だったおじさんパーティーが来たので、どうでしたか?

・・・って聞いたら、やっぱり鎖も岩と一緒にオブラートに包まれたように凍っていたから、ザイル無しでは無理だったと思うよ!

・・・って言ってた。
明日の予定が前穂ー岳沢のつもりなので、その言葉を聞いて下りの場所でもしも凍っていたら・・・・という不安に駆られました。
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その後、小屋の中で3人パーティーの人が話し相手になってくれて、美味しいお酒を飲みながら楽しい時間を過ごせました。
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結局、今回は日本酒を1升持ってきたけれど、結果的に2日持ちませんでした。

一緒に飲める人が居てくれて、楽しい会話に繋がりを感じる事が出来、素晴らしい景色にお酒もすすみ、ホント山冥利に尽きます。
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結局あまり染まらなかった夕日も見ないで、小屋の中で飲んでいて、気が付いたら深い眠りに就いてました。

翌日の行程に不安が残るものの、充実した穂高二日目でした。


続きはのちほど・・・

by amitsuka1210 | 2010-05-09 21:31 |    ( 穂高連峰 ) | Trackback | Comments(0)
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