2010年 05月 09日
・・・と、妙な胸騒ぎがしました。 慣れない雪と氷のミックスなので、急かされず自分のペースで歩きたかったので先を譲ります。 そんなもん持ち合わせていない自分。 ・・・それより単独だし。。。 ・・・いろいろ準備をし出してなかなか進まない様子。 そこは狭いピークの上で、足下も凍っていて風も強く不安定。 イマイチ先が見えなくて把握出来なかったので、先行のパーティーが終えるのをその場所でじっと待っていました。 ・・・と、ひたすら待って振り返ってパシャリと一枚。 ・・・が、ちょっと吸い込まれそうで通りたくない感じ。。。 ・・・ホント、谷底に吸い込まれるような高度感! 自分は、ピッケルをこれでもか!・・・と突き刺して慎重に下って行きました。 かなりの角度で、雪質が堅かったら谷底へ真っ逆さまで、サヨナラ・・・です。 涸沢側へ落っこちても、そのまま涸沢小屋付近に滑り降りますが、反対側の滝谷側は確実にサヨナラの緊張感が付きまといました。 考えてみたら、あの場所にトレースが無かったら自分からあの谷底へ下らないと思うし、無積雪期のコースは知っているものの、雪山の難しさ・面白さを少し実感出来た瞬間でした。 見た感じ、この先進むのは無理かな・・・って。 岩のグリップが効けばいいけれど、岩は凍っていて足下も凍って不安定。 山頂付近も雪庇がせり出してちょっと無理っぽい気持ちに襲われました。 彼らは涸沢から登ってきた模様。 自分はこんな素晴らしい景色の所を歩いている実感を噛みしめて、ボーダー達みたいにもっと楽しまなきゃ! ・・・って。 よく、こんな所を滑り降りるもんだなぁ〜・・・と感心! ・・・と、おじさん達に言われてキビキビと下っていきました。 遠くにザイテングラートを登る登山者。 身体は重いけれど休まずに歩きました。 ・・・と不審がられそうですが、ザイテンの登山者に合流出来た時はかなり安心できました。 今日は北穂沢の登りと、ここの登りと二度も重い荷物を背負っての登りに足取りは重く、なかなか次の一歩が出ませんでした。 ・・・と指導していました。 逆に降りてくる人は、北尾根経由か? ザイルやらダブルアックスやらそれなりの装備をしていました。 自分は、天気良いけれどこれからビールを飲んで今日は奥穂も涸沢岳も行かない! ・・・と決めて、寛ぎモードに入ります。 見るからに凍っていて怖そうです。 丁度、涸沢槍の手前で一緒だったおじさんパーティーが来たので、どうでしたか? ・・・って聞いたら、やっぱり鎖も岩と一緒にオブラートに包まれたように凍っていたから、ザイル無しでは無理だったと思うよ! ・・・って言ってた。 明日の予定が前穂ー岳沢のつもりなので、その言葉を聞いて下りの場所でもしも凍っていたら・・・・という不安に駆られました。 一緒に飲める人が居てくれて、楽しい会話に繋がりを感じる事が出来、素晴らしい景色にお酒もすすみ、ホント山冥利に尽きます。 翌日の行程に不安が残るものの、充実した穂高二日目でした。 続きはのちほど・・・
by amitsuka1210
| 2010-05-09 21:31
| ( 穂高連峰 )
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